平成28年度_1建築施工試験

平成29年度1級建築施工管理技士【無料:28年度実地解答参考例進呈】

平成29年度1級建築施工管理技士【無料】 28年度実地解答参考例進呈・総評

実地試験 総評(2016/10/17)

 出題構成は、例年と同様で記述式問題が6問出題された。問題3「躯体工事」、問題4「仕上工」については、出題・解答方式が昨年とは逆での出題であった。 全体の難易度としては、例年並みと思われる。

【問題1】
「施工経験記述」の出題管理項目は『品質管理』であった。近年の出題傾向からみると「施工の合理化」を想定した受験者はいたと思われるが、『品質管理』について近年では(平成23年、平成26年)に出題されていることから、しっかり記述できたと思われる。
【問題2】
設備又は機械を安全に使用するための留意事項をそれぞれ2つ具体的に記述する問題(1. ロングスパンエレベーター 2. 高所作業車 3. バックホウ)で多少記述するのに時間が掛かったと思われる。
【問題3】
「躯体工事」設問文中の3箇所にアンダーラインがあり、その中より最も不適当な箇所を1箇所指摘し適当な 語句を記入する問題で比較的、解答できたと思われる。
【問題4】
「仕上工事」4つの項目について留意事項を2つずつ具体的に記述するのに時間が掛かった模様。
【問題5】
「施工管理」例年通り、バーチャート工程表からの問題でしっかり解答できたと思われる。
【問題6】
「法規」昨年同様に建設業法、建築基準法施行令、労働安全衛生法の3つの関係法令からの穴埋め式問題で 多少、解答するのに戸惑った問題もあったと思われる。

 

種別 問題番号 出 題 内 容

経験

記述

【問題1】 1.

あなたが経験した建築工事のうち、発注者や設計図書等により要求された品質を実現するため、 品質計画に基づき品質管理を行った工事を1つ選び、下記の工事概要を記入
イ. 工事名
ロ. 工事場所
ハ. 工事の内容
ニ. 工期
ホ. あなたの立場
工事概要であげた工事で、あなたが担当した工種において実施した品質管理活動の事例を2つあげ、次の①から③について記述
① 発注者や設計図書等により要求された品質及びその品質を満足させるために特に設定
  した品質管理項目を、工種名をあげて具体的に記述
② ①で設定した品質管理項目について取り上げた理由を具体的に記述
③ ①で設定した品質管理項目をどのように管理したか、その実施した内容を具体的に記述

2.

工事概要にあげた工事にかかわらず、あなたの今日までの工事経験に照らして、品質管理目標、品質管理項目及び活動内容を協力業者等に、周知するため及びそれらに基いて施工されていることを確認するための方法・手段を具体的に記述


学科試験 総評(2016/06/13)

 出題形式は、例年通り「午前の部」45問出題され27問解答、「午後の部」37問出題され33問解答。合計82問出題され60問解答でした。(四肢択一式・マークシート方式)
問題の難易度は、「午前の部」と「午後の部」を比較すると「午後の部」が少し易しく感じた受験生が多かった様です。 全体としては、例年と同程度かやや易しいレベルであったと思われます。

≪分野別の難易度≫

  分野 出題数内訳 難易度
学科試験
(午前)
建築学 出題数
15問
選択解答
12問
例年と同程度かやや易しい
共通 出題数
5問
必須解答
5問
例年と同程度かやや難しい
施工
(躯体工事)
出題数
13問
選択解答
5問
例年と同程度かやや易しい
施工
(仕上工事)
出題数
12問
選択解答
5問
例年と同程度
学科試験
(午後)
施工管理法 出題数
25問
必須解答
25問
例年と同程度かやや易しい
法規 出題数
12問
選択解答
8問
例年と同程度
「午前の部」(例年と同程度かやや易しいレベル)

建築学、施工(躯体工事・仕上工事)とも基本的な問題が多く出題される中で一部、新問題の出題による難しい問題がありました。〔建築学:2問、施工(躯体工事):2問、(仕上工事):3問〕
共通問題は基本的な問題の出題でしたが、全体的にやや難しい印象をもった方もいたと思われます。

*新問題で印象的なのは、施工(躯体工事:No.33)
 本年より建設業法一部改正に伴い建設業29業種となった「解体工事業」より、No.33「鉄筋コンクリート造の建築物の躯体解体工事に関する記述について」初出題です。

「午後の部」(例年と同程度かやや易しいレベル)

施工管理法に関しては、基本的な問題が多く出題されていたため、必須問題25問とも戸惑う問題はなかった模様。法規に関しても過去問題を中心とした出題で例年と同程度と思われます。
全体的に「午前の部」に比べ易しく感じたのではないかと思われます。

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過年度「施工経験記述」出題項目

年度 経験記述出題項目
27年度 あなたが計画し実施した建設副産物対策のうちから発生抑制について2つ、再生利用について1つあげ、次の①から③の事項についてそれぞれ具体的に記述

  1. ① 工 種 名
    ② 計画・実施した内容
    ③ 結果と波及効果
26年度 設計図書などから読み取った要求品質を実現するために行った品質管理活動2つあげ、次の①から③について具体的に記述

  1. ① 設計図書などから読み取った要求品質と、それを実現するために定めた重点品質管理目標を、
      それぞれ具体的に記述
    ② ①の重点品質管理目標を達成するために設定した、施工プロセスにおける品質管理項目とそれを
      定めた理由を、具体的に記述
    ③ ②の品質管理項目について、どのように管理したか、実施した内容を、具体的に記述
25年度 あなたが経験した建築工事のうち、品質を確保した上で施工の合理化を行った工事について、 あなたが担当した工種において実施した、施工の合理化の事例を2つあげ、次の①から④について、それぞれ具体的に記述

  1. 工種又は部位等   ② 合理化を行った目的と実施した内容
    実施した内容が合理化に結び付く理由   ④ 実施した内容が品質を確保できる理由
24年度 工事において実施した、発生抑制、再使用、再生利用、熱回収、適正処分建設副産物対策から、異なる対策を3つ選び、 それぞれ①から④の事項について具体的に記述

  1. 選んだ建設副産物対策   ② 工種名   ③ 実施した内容   ④ 結果とあなたの評価
23年度

あなたが経験した建築工事のうち、発注者からの要望や設計図書等で要求された品質を実現するために品質管理活動を行った工事を1つ選び、工事概要を記入した上で、次の問いに答えなさい。

  1. 工事概要であげた建築工事において、あなたが現場で重点をおいた品質管理活動を2 つあげ、それぞれ次の1から3について具体的に記述。

      1. 発注者からの要望や設計図書等で要求された品質を実現するため、現場で定めた施工に当たっての品質の目標
      2. 1を達成するため、定めた重点品質管理項目と定めた理由
      3. 2の重点品質管理項目について、品質管理のため実施した内容
  2. 工事概要であげた工事にかかわらず、あなたの今日までの工事経験に照らして、次の1、2について簡潔に記述。
    1. 現場作業所で品質管理活動を組織的に行うには、どのようにしたら良いと思うか。
    2. クレーム等のない、顧客の信頼を得られる建物を提供することは、施工者にとってどのような意味を持つか。
22年度

あなたが経験した建築工事のうちから、品質を確保した上で施工の合理化を行った工事を1つ選び、工事概要を記入した上で、次の問いに答えなさい。

  1. 工事概要であげた工事において、あなたが実施した施工の合理化の事例を2つあげ、それぞれに関し、次の1から4について具体的に記述しなさい。

    1. 工種、部位等
    2. 実施した内容
    3. 合理化となる理由
    4. 品質が確保される理由
  2. 工事概要であげた工事にかかわらず、あなたの今日までの工事経験に照らして、品質を確保した上で行う、次の1、2について具体的に記述しなさい。ただし、1.の「2.実施した内容」と重複しないこと。

    1. 工期短縮に効果がある施工の合理化の内容と工期短縮となる理由
    2. 省力化に効果がある施工の合理化の内容と省力化となる理由
21年度

あなたが経験した建築工事のうち、建設副産物対策(発生抑制、再使用、再生利用、熱回収、適正処分)を実施した工事を1つ選び、工事概要を記入した上で、次の問いに答えなさい。

[工事概要]工事名、工事場所、工事の内容、工期、あなたの立場

  1. 工事概要であげた工事において実施した発生抑制、再使用、再生利用、熱回収、適正処分の5つの建設副産物対策から、異なる対策を3つ選び記入の上、それぞれ次の1から3の事項について具体的に記述しなさい。なお、一般廃棄物に関する記述を除くものとする。

    1. 扱った資材名又は建設副産物名
    2. 実施した具体的内容
    3. 結果とあなたの評価
  2. 上記の工事にかかわらず、あなたの経験に照らして、地球温暖化対策として建築工事現場においてできる二酸化炭素(CO2)の排出抑制のための具体的対策を4つ、簡潔に記述しなさい。ただし、対策は、それぞれ異なる内容の記述とする。